2017年7月26日水曜日

2017年アメリカスポーツ医学会に参加しました(岡本)

 少し前のことになりますが、5月31日から6月4日にコロラド州デンバーで開催されたアメリカスポーツ医学会(ACSM)に須永先生、助教の山田先生、研究員の田村先生(カナダヨーク大学留学中)と岡本が参加しました。

デンバーは標高も高く、少し離れたところには高地トレーニングで有名なコロラドスプリングスがあります。

 初日は須永先生の発表があり、発表タイトルは” Metabolome analysis of sex differences in plasma metabolite profiles caused by acute resistance exercise”でした。本研究は須永先生、山田先生、大学院生の亀本さん、そして岡本の共同研究であり、メタボローム解析を用いてレジスタンス運動後の代謝プロフィールの性差を検討した研究です。






 3日目は岡本の発表があり、発表タイトルは” Effect of habitual interval walking training on arterial stiffness in older adults”でした。本研究は大学院生の橋本君、畠山君、そして研究室OB(現帝京科学大学)の小林先生の共同研究であり、早歩きとゆっくり歩きを繰り返すインターバル速歩が高齢者の動脈硬化度に及ぼす影響について検討した研究です。






両発表とも研究に興味を持ってくれた方々から質問や貴重な意見をいただくことができ、有意義なディスカッションの時間を過ごすことができました。


ここ数年のACSMには研究室の須永先生、中里先生(今年は不参加)、岡本が参加し、運動生理学研究室としては国内の学会も含めた主要学会の一つとなっています。ACSMはアメリカと名の付く学会ですが、日本を始め、ヨーロッパやオーストラリアなどからの参加者も多く、世界中から著名な研究者が集まる国際学会です。日々の忙しさにかまけてこの学会で得たアカデミックな刺激を忘れないようにしたいところです。


来年はミネソタ州のミネアポリスで開催が予定されています。

2016年9月5日月曜日

日本体育学会に参加しました(岡本)

 8月24日から26日に大阪体育大学で開催された日本体育学会に参加しました。大阪体育大学は昨年開学50周年を迎え、開学50周年記念事業の締めくくりのイベントとして開催されました。

 今回の発表は私の研究室の大学院生である小林君とトレーニング研究室の菊池先生と共同で行った研究であり、発表タイトルは「動脈スティフネスの変化が有酸素性運動能力に及ぼす影響」でした。私はここ数年、動脈の“スティフネス(硬さ)”に着目して研究を進めています。動脈スティフネスはいわゆる動脈硬化に代表される心血管疾患の独立危険因子として認知されていますが、その指標をスポーツの現場に活用できないかということで始めた研究です。動脈スティフネスは日によって高かったり低かったりするのですが、私は動脈が硬くなると有酸素運動能力が低下するのではないかと考え研究を行っています。
 今回の発表はその一つ目の研究として行った研究であり、動脈スティフネスが低い日の最高酸素摂取量は高い日と比較して有意に高く、動脈スティフネスが低い日の1500メートル走の記録は高い日と比較して有意に低い値を示しました。これらの結果は動脈スティフネスが低いと有酸素性運動パフォーマンスが高くなることを示唆します。現在はこれらの結果を基にさらに発展させた研究を実施しています。

 発表は3日目の午前でしたが、私の研究に興味を持ってくれた方々から質問や貴重な意見をいただくことができ、有意義なディスカッションの時間を過ごすことができました。

来年は静岡大学での開催が予定されています。

2016年6月15日水曜日

アメリカスポーツ医学会に参加しました(岡本)

6月1日から4日にマサチューセッツ州ボストンで開催されたアメリカスポーツ医学会(ACSM)に参加しました。
 
ボストンは学問の街としても有名で、アメリカ 最古の大学であるハーバード大学や世界最先端の研究をリードするマサチューセッツ工科大学など世界トップクラスの大学があります。また、アメリカ発祥の地としても有名です。
今回の発表は須永先生、私の研究室の大学院生である小林君と共同で行った研究であり、発表タイトルは"Menstrual Cycle Affects Arterial Stiffness After High-intensity Resistance Exercise "でした。この研究は健康な成人女性を対象に高強度の筋力トレーニング後の動脈スティフネスの変化を月経期、排卵期、黄体期で比較した研究です。結果は高強度のレジスタンス運動後の動脈スティフネスの増加は、排卵期と黄体期で抑制されましたが、月経期では著しく増加するというものでした。発表は1日目の午後でしたが、私の研究に興味を持ってくれた方々から質問や貴重な意見をいただくことができ、有意義なディスカッションの時間を過ごすことができました。
 来年はコロラド州のデンバーで開催が予定されています。コロラドと言えば高地トレーニングです。参加することになれば私も呼吸循環機能を鍛えたいと思います(笑)。







2016年6月14日火曜日

須永先生教授就任パーティー

5月21日に須永先生の教授就任パーティーが開催されました。
 
当日は須永先生にゆかりのある方々が集まり、須永先生の人柄を表すように大変和やかな雰囲気で時間が流れていきました。
 
 
須永先生は2011年4月に准教授として日本体育大学に着任され、女性のための効率的なコンディショニング法やトレーニングプログラムの開発に関する研究を中心に精力的に研究活動を進めて来られました。このような研究活動の成果が認められ、准教授として着任されてから僅か5年で教授へ昇進されたということになります。
 
また、昨年度までの3年間は文部科学省委託事業 女性アスリートの育成・支援プロジェクト(課題名:月経周期を考慮したコンディショニング法)において中心的役割を果たされました。このプロジェクトは今年の3月に終了しましたが、女性アスリートが競技を続けていく上において、あるいは女性アスリートを指導する指導者が現場でコーチングを行う上において貴重な成果を挙げられました。
 
今後は女性アスリートの競技力向上のための指針作成に向けて、さらに研究を進めて行かれることでしょう。
 
須永先生のさらなる活躍に期待します。
 
岡本
 
 

2016年4月27日水曜日

着任のご挨拶(渡邊)

今年度より運動生理学研究室の助教に着任しました渡邊裕斗です。昨年までは吉田先生が約3年間助教を務められ、ゼミ生・大学院生ともに大変お世話になったことと思います。
私自身もゼミ・大学院ともに運動生理学研究室に所属し、中里先生、岡本先生、須永先生、当時助教の閔石基先生には大変お世話になりました。私が学生の頃にお世話になった分をゼミ生や大学院生の皆さんに還元していけるようにサポートしていきたいと思います。3年生はまだゼミについてわからないことがたくさんあると思いますし、4年生はこれから初めて自分で研究を進めて行く上でわからないことや不安なことが出てくると思います。そんな時は気軽に私に声をかけてもらえたらうれしいです。
よろしくお願い致します。
 

2016年4月26日火曜日

新年度となりました(須永)


  運動生理学研究室主任の須永です.前回の書き込みからだいぶ日にちが経ってしまい,大変申し訳ありません.今年度は教員だけでなく,学生にもどんどん書き込んでいただくようにしたいと考えています.

  さて,4月3日、世田谷キャンパスにおいて入学式が挙行されました.運動生理学研究室にも今年度より新しいメンバーが加わりました.助教に渡邊裕斗先生を迎え,さらに大学院博士後期課程に田邊さんと吉田さん、博士前期課程に橋本さん,畠山さん,原田さん,古畑さんが入学しました.また,学術振興会特別研究員として田村さんが所属することになりました.そして、学部生(ゼミ生)は,4年生25名,3年生28名となり,スタッフや院生,研究員を合わせると本研究室の所属人数は計76名となりました.相変わらずの大所帯です!
 

 4月25日には,「卒論テーマ発表会」があり,4年生がそれぞれの卒業研究の目的や研究計画に関するプレゼンテーションを行いました.どれも興味深いテーマばかりで,今から結果がとても楽しみです.4年生は,教育実習や就職活動などもあって大変だと思いますが,12月の卒論提出にむけて計画的に進めていきましょう!
 3年生のみなさんは,ぜひ先輩方の測定に協力してください.きっととても良い勉強になると思います.

お互いに切磋琢磨して研究に取り組んでいきましょう!





2014年9月2日火曜日

広田公一先生を偲んで

日本体育大学(運動生理学研究室)名誉教授・広田公一先生が、平成26年4月19日にご逝去されました(享年91歳)。故広田先生のご遺徳を偲び、ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

私が運動生理学研究室のゼミ生として、研究室に出入りするようになった当初は、すでに広田先生は大学院の授業のみのご担当でしたので、あまり接する機会もなく、「ほうじ茶しか飲まない先生」ということしかわかりませんでした。その後、諸先輩方から、広田先生がいかに優れた研究者であるのかを知らされ、接するたびに少し緊張したのを覚えています。しかし、広田先生はとても気さくに接してくださり、色々なお話ができたことは私にとって大変有意義な時間でした。

大学院に入学し、広田先生がご担当されていた講義を受講しました。広田先生の説明は、とても明確でわかりやすいものでした。ホルモンと受容体が結合する様子を説明する際に「ガチャリンコ!」と表現されていたのが、とてもチャーミングで今でも鮮明に思い出されます。また、今では実験には欠かせないRPE(主観的運動強度)で知られるBorgさんとお知り合いだったようで、ちょっとした裏話なども聞くことができました。

日本体育大学大学院で広田先生のご指導を受け、大学教員となった卒業生は日本全国に数多くいます。私もその一人として広田先生の教えを胸に今後も学生指導に邁進していく所存です。
先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(須永美歌子)