2012年7月31日火曜日

日本運動生理学会に参加してきました(岡本)

平成24年7月28日、29日に筑波大学で行われた第20回日本運動生理学会に参加してきました。この学会は日本の運動生理学者が集う国内最大の学会で、運動生理学者の端くれである私もほぼ毎年のように参加しています。今年は中里先生、須永先生、大学院生の蔦木君(博士後期2年)、鴻崎さん(博士前期1年)も参加しました。せっかくなんでみんなで写真を撮りました。このような像は日体大にもたくさんありますよね…!?
私の発表は初日(28日)の午前中に行われ、発表タイトルは「疲労困憊に至る低強度レジスタンス運動は動脈スティフネスを増加させる?」でした。この研究は高強度、中強度および低強度の筋力トレーニングを疲労困憊まで実施すると、すべての強度においてトレーニング直後の動脈スティフネス(硬度)は増加するのですが、低強度の筋力トレーニングによるその増加は一時的なもので、30分程度休息すると安静時レベルに戻るというものです。疲労困憊に至る低強度筋力トレーニングは高強度筋力トレーニングと同程度の筋肥大を引き起こすことも報告されており、心血管機能に悪影響を与えない効果的なトレーニング法かもしれないですね。発表前は少し緊張しましたが、無事発表を終え、質問もいただけました。座長の先生、聴講していただいた皆様ありがとうございました。
その後は特別講演やシンポジウムに参加し、学会終了後はナイトサイエンスの会(飲み会...?)を楽しみました。久しぶりに研究仲間に会ったり、学会終了後に懇親を深めるのも学会の楽しみの一つです。参加された皆さま、お疲れ様でした。




2012年7月19日木曜日

昨年度から運動生理学研究室では様々な先生をお呼びしてセミナーを実施するようになりました(中里)

運動生理学研究室のブログの更新が一年以上滞っていたため、まだ伝えることのできていない昨年度の出来事が多数あります。昨年度のことを全てお伝えしていると本年度が終わってしまいそうですが、まだご紹介したい昨年の出来事はいくつかあります。今回は昨年度から開始して今年度も引き続き行っている運動生理学研究室主催のセミナーのご紹介をしたいと思います。

運動生理学の分野には国内外に数多くの優秀な先生方がいらっしゃいます。特に関東近辺に活動拠点を持っておられる運動生理学分野の先生を日体大にお呼びして、講演をおこなってもらうということを実施しております。この取り組みは昨年度から実施いたしまして、これまでに以下の先生方をお招きしております。

2011年11月9日 札幌医科大学(現北海道医療大学) 宮崎 充功先生
骨格筋肥大のメカニズムを遺伝子レベルで考える

2011年12月9日 立命館大学 藤田 聡先生
運動介入によるサルコペニア予防

2012年2月29日 専修大学 相澤 勝治先生
骨格筋局所のアンドロゲン産生機構と運動

2012年7月13日 東京都健康長寿医療センター研究所 福 典之先生
オリンピック選手などの日本人トップアスリートの遺伝子特性

それぞれの先生方のご講演をきっかけに共同研究が始まったり、実験研究のヒントを得たりと私自身は大変に有意義であると感じています。セミナー参加に特に制限は設けていませんので、セミナーのたびに学内外から多数の聴講者にお越しいただいています。

講演後には懇親会を行うことも多く(というか毎回ですが)、大変ありがたいことに講師の先生方にご出席いただいて、気さくにご対応いただいております。その結果、講演会ではなかなか発言できなかった大学院生さんたちも直接講師の先生方とお話ができて様々な刺激を受けているようです。これまでに講師を引き受けてくださった先生方に改めて心より感謝申し上げます。

不定期ではありますが、今後もセミナーは実施していく予定です。我々にとっても講演する先生方や参加者の皆様にとっても少しでも有益なものになればと思います。
(おわり)



2012年7月17日火曜日

立命館大学にセミナーに行ってまいりました(須永)

須永です。昨年度より日本体育大学女子短期大学部に着任いたしました。6月20日の書き込みで中里先生もご紹介くださいましたが、私は本学の運動生理学ゼミ出身ですので、中里先生、岡本先生とともに“スポーツ生理学”の教育に携われることを大変嬉しく思います。これからよろしくお願いいたします。
先日、セミナーのため立命館大学(びわこ・くさつキャンパス)に行ってまいりました。セミナーでは、「女性における月経周期とコンディショニング‐月経周期はパフォーマンスに影響するのか?‐」というタイトルでお話をさせていただきました。

会場に足を運んでくださったのは、立命館大学の学部生、大学院生、ポスドク、教職員のみなさまでした。予想に反して、参加者の半分近くが男性でした!スポーツに携わる男性に女性の月経周期によるからだへの影響を理解していただくことは非常に重要なことだと考えていますので、とても嬉しく思いました。また、多くの質問を受け、ご意見を聞かせていただき、私も大変勉強になりました。なかでも、立命館大学陸上競技部のコーチから、無月経の選手への対処法などについてお話を伺うことができ、改めて女性アスリートにおける数々の問題について考えさせられました。

今後も月経周期を考慮したコンディショニングの開発を目指し、女性アスリートの活躍に少しでも貢献できるように研究活動を進めていきたいと考えています。

2012年7月9日月曜日

平成24年7月7日(土)に開催されました日本体力医学会関東地方会に参加してきました(岡本)。

 本学会は日本体力医学会の地方会の一つで、今大会で155回を迎えます。関東に来て1年足らずですが、関東地方会には初めての参加でした。一般発表の前に特別講演とシンポジウムが行われました。シンポジウムは「最新・高齢者の介護予防運動と評価法」というテーマで4名の演者の方からそれぞれの専門分野で講演いただきました。なかでも、総合能力研究所の本山先生は「筋力トレーニングによる認知症予防」に関して話されていました。認知症予防にはただ単に運動するのではなく、使用している筋を意識することで脳と筋の感覚神経がつながり、認知症予防に効果的だということでした。筋を意識するというところで、ご自身の肉体をモデルにしながら解説されていました。これまでにもユニークな発表をさせる先生はおられましたが、本山先生のように上半身裸でご講演されているのは初めてです(笑)。聞けば第24代ミスター神奈川とのこと。筋肉をお見せになるのも納得です。
 シンポジウム後一般発表が行われました。私の発表タイトルは「段階的圧迫機能を持つソックスを使用したウォーキングは血管内皮機能を向上させる」でした。本研究はウォーキングの際に足首からふくらはぎにかけて段階的に圧をかけるソックスを使用すると、一般的に市販されているスニーカーソックスより内皮機能が向上するというものです。今日はなかなかしゃべりの調子もよく、順調に発表を終えることができました。地方会はなかなかアットホームな感じがして、また機会があれば参加したいと思います。