8月24日から26日に大阪体育大学で開催された日本体育学会に参加しました。大阪体育大学は昨年開学50周年を迎え、開学50周年記念事業の締めくくりのイベントとして開催されました。
今回の発表は私の研究室の大学院生である小林君とトレーニング研究室の菊池先生と共同で行った研究であり、発表タイトルは「動脈スティフネスの変化が有酸素性運動能力に及ぼす影響」でした。私はここ数年、動脈の“スティフネス(硬さ)”に着目して研究を進めています。動脈スティフネスはいわゆる動脈硬化に代表される心血管疾患の独立危険因子として認知されていますが、その指標をスポーツの現場に活用できないかということで始めた研究です。動脈スティフネスは日によって高かったり低かったりするのですが、私は動脈が硬くなると有酸素運動能力が低下するのではないかと考え研究を行っています。
今回の発表はその一つ目の研究として行った研究であり、動脈スティフネスが低い日の最高酸素摂取量は高い日と比較して有意に高く、動脈スティフネスが低い日の1500メートル走の記録は高い日と比較して有意に低い値を示しました。これらの結果は動脈スティフネスが低いと有酸素性運動パフォーマンスが高くなることを示唆します。現在はこれらの結果を基にさらに発展させた研究を実施しています。
発表は3日目の午前でしたが、私の研究に興味を持ってくれた方々から質問や貴重な意見をいただくことができ、有意義なディスカッションの時間を過ごすことができました。
来年は静岡大学での開催が予定されています。
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